【要約】】
【課題】液状化履歴を把握したい地点で採取した地盤のサンプルからその地点が過去に液状化した可能性の高い地盤かどうかが判定でき、また、液状化履歴のある地盤の範囲をより正確に把握しうる液状化履歴評価法を提供する。【解決手段】 液状化の履歴を評価しようとする地盤より採取した不攪乱試料の供試体に流速を制御した液体の上向き浸透流を与え、供試体内の高さの異なる2点で間隙液圧を測定し、流速に対して得られた間隙液圧の差圧をプロットしたとき、はじめに流速を増加させつつ測定して得たグラフと、その後流速を減少させつつ測定して得たグラフとの間に生じるヒステリシスの有無により該地盤の液状化の履歴を評価する液状化履歴評価法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状化の履歴を評価しようとする地盤より採取した不攪乱試料の供試体に流速を制御した液体の上向き浸透流を与え、供試体内の高さの異なる2点で間隙液圧を測定し、流速に対して得られた間隙液圧の差圧をプロットしたとき、はじめに流速を増加させつつ測定して得たグラフと、その後流速を減少させつつ測定して得たグラフとの間に生じるヒステリシスの有無により該地盤の液状化の履歴を評価することを特徴とする液状化履歴評価法
【請求項2】下部に注液口、上部に排液口、供試体底部に分散板を有し、供試体内の高さの異なる2点において間隙液圧を測定しうる圧力計を有してなる試料容器と、流量計により流量を制御して前記注液口より前記分散板を介して供試体に液体を注入しうる液体供給手段とを有してなることを特徴とする液状化履歴評価装置 |